【防災士に聞く】30年以内にくる大規模地震に、私たちは何を備えるべきか?
南海トラフ地震・首都直下地震など、30年以内に高い確率で発生すると予測される大規模地震。 「備えなければいけないのは分かっているけれど、何から始めればいいのか分からない」という声は多く聞かれます。
そこで今回は、防災のミカタに所属する防災士4名+災害備蓄管理士に、 “本当に必要な備え”についてインタビューしました。
1. なぜ「30年以内に大地震がくる」と言われているのか
Q:そもそも、なぜ30年以内と言われているのでしょうか?
A(防災士):
地震は「いつ起きるか」は予測できませんが、「起きやすい時期」は過去の周期やプレートの動きから推定できます。
南海トラフ地震は約100〜150年周期で発生しており、前回からすでに70年以上経過しています。
つまり、いつ起きても不思議ではない状態です。
2. 防災士が考える“最優先の備え”とは
Q:備えといっても、何から始めればいいのでしょう?
A(防災士):
まずは命を守るための備えが最優先です。
具体的には、次の3つが重要です。
- ① 家具の固定(転倒防止)
- ② 家族での避難ルールの共有
- ③ 持ち出し用防災セットの準備
3. 防災セットは「1人1セット」が基本
Q:防災セットはどのように選べばいいですか?
A(災害備蓄管理士):
防災セットは1人につき1セットが基本です。
水・食料・衛生用品は共有しづらいため、人数分の備えが必要になります。
4. 非常食と簡易トイレは「最低3日分」
Q:食料やトイレはどれくらい備蓄すべきですか?
A(防災士):
行政の支援が届くまで、最低3日、できれば7日分の備蓄が必要です。
特にトイレは深刻で、1人1日5回を目安に備えてください。
5. 最後に:備えは「今日できること」からでいい
Q:読者に伝えたいことは?
A(防災士):
完璧を目指す必要はありません。
まずは「防災セットを1つ用意する」「家具を固定する」など、
今日できることから始めてください。
その一歩が、あなたと家族の命を守る力になります。